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JA秋田厚生連ニュースダイジェスト JA秋田厚生連グループ(病院・本所)の取り組みやイベントなどをお伝えしていくコーナーです。

ニュースダイジェスト

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2025年02月 《JA秋田グループ広報誌「かけはし」2025年02月号》

「令和6年度地域の介護施設との連携の集い」を開催しました

湖東厚生病院

 「八郎潟町えきまえ交流館はちパル」において、「令和6年度地域の介護施設との連携の集い」を開催しました。
 当院の患者さんは70歳以上が75%以上を占め、医療と介護の複合ニーズを持つ方も多く、介護施設からの外来受診や入院も少なくありません。その為、日ごろより介護施設等と連携する機会が多く、当地域の地域包括ケアシステムの運営を、当院とともに周辺介護施設にも支えていただいていると感じております。今回はこれまで以上の連携強化を図るため、一昨年に引き続き連携の集いを開催したもので、前回よりも更に多い17施設、2地域包括支援センターから35名に参加いただきました。
 最初に、当院で基準を取得した「協力対象施設入所者入院加算」について、地域医療連携室市川直哉係長が説明した後、内科伊藤善昭医長、介護老人保健施設及び居宅介護支援事業所の職員の方々より「病院・介護施設間の連携における現状と期待すること」について、それぞれの立場から講演をいただきました。
 またパネルディスカッションでは、波多野善明院長の司会により当院及び介護施設双方の立場から、連携に関する意見交換を行うなど、情報共有の良い機会となりました。
 今後も、湖東地区の地域包括ケアシステムを支える病院として、地域の介護施設等と連携しながら機能の充実に努めてまいります。

地域と顔の見える関係づくりを目指しています

雄勝中央病院

 当院では地域の皆様と顔見知りになり情報やケアを共有することを目的に「施設訪問」「地域懇談会」「公開研修会」を行っています。令和6年は懇談会を2回、研修会を5回開催し110名が参加しました。
 懇談会はテーマを決めてグループディスカッションを行う方式で、他施設・多職種の話を聞けることや、フレッシュな情報を共有できることが一番の魅力です。6月に行った第1回のテーマは「医療依存度の高い患者の退院支援」でした。ここで訪問看護の活用が話題となり、2回目の10月には「在宅ケアを知ろう!つなごう!」と題して地域の資源について話し合うことができました。対面式で対話することで、その後の連携にも良い効果が得られています。
 研修会は「病院でも施設でも同じようなケアができたらいいね」という意見から企画したもので2年目になります。どの施設も人手不足の中、人材育成は地域全体での取組が必要と考え、感染対策やポジショニングなど実践的な項目を取り上げています。講義や演習の後の質疑応答において、各施設での疑問を解消できるようにしています。継続したテーマやトピックスを交えながら今後も続けていきたいと考えています。
 当地域は人口減少や高齢化が進み、医療資源も人的資源も不足してきています。医療も介護も福祉も単独ではなく相互協力しながら切れ目なく続けていく必要があり、今後も懇談会や研修会を通して連携の強化を図ってまいります。