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JA秋田厚生連ニュースダイジェスト JA秋田厚生連グループ(病院・本所)の取り組みやイベントなどをお伝えしていくコーナーです。

ニュースダイジェスト

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2023年9月 《JA秋田グループ広報誌「かけはし」2023年9月号》

令和5年度 市民町民公開講座の開催

かづの厚生病院

 7月4日、鹿角市文化の杜交流館コモッセで年に一度の秋田県・鹿角市・小坂町・岩手医科大学・かづの厚生病院共催による市民町民公開講座を開催しました。
 新型コロナウイルスが5類感染症に移行してから初の市民町民公開講座であり、換気や座席間隔に配慮し、マスク希望の方には配布するなど、新型コロナウイルス対策を十分に行った上での講座となりました。
 「健康寿命は血圧管理から~あなたの血圧、大丈夫?~」をテーマに、当院に7月末まで赴任していた循環器内科の島田佳穂先生から、血圧の基礎的な知識や改善方法などについて講義いただき、生活習慣の大切さや健康について改めて考える機会となりました。
 参加者の多くは高齢の方で、高血圧の仕組みやその予防などについて真剣な眼差しで聴講していました。中でも血圧の高い都道府県は秋田県が全国でもワースト1であり、その中でも鹿角地域が秋田県内の中で男性、女性ともに最も高血圧の方が多い地域という事実には、多くの参加者からも驚きの声が上がっていました。
 すぐに治療しなければ命にかかわる重大な病気として急性心筋梗塞や脳卒中などがありますが、これらを発症する原因の一つが高血圧です。健康寿命を延ばすためには血圧管理がとても重要であり、高血圧の方が全国で最も多い鹿角地域にとって、今回の市民町民公開講座は今後の鹿角地域の医療を考えていく上で、とても興味深い講演となりました。

消防総合訓練を実施しました

北秋田市民病院

 7月12日、1階厨房からの火災発生を想定した消防総合訓練を実施しました。新型コロナウイルス感染症の流行があり、ここ2年ほどの間は参加人数の制限や部分的な訓練をするなど規模を縮小して行ってましたが、今回は制限をせずに全部署を対象として実施しました。
 訓練当日は大雨となってしまい、急遽、屋外の非常階段を使用する通常の避難ルートとは異なるルートでの避難となりましたが、スタッフの誘導をはじめ各部署が速やかに行動し避難することができました。
 消火器の使用訓練では、新入職員が訓練用の水消火器を使用し実際に放水を体験しました。消火器の使用前には周りの人に大きな声で火事の発生を伝えることや、消化器での初期消火ができなかった場合には直ちに避難することが重要なことも学びました。
 訓練後には北秋田市消防署合川分署の佐藤純副分署長より、「訓練はスムーズに行うことができ良かったが、本当に火災が起こったときどういう行動を取るか、普段から意識して業務にあたってほしい」との講評をいただきました。
 今回は火災発生時の通報・避難・初期消火を中心とした訓練を行いましたが、今後はトリアージ訓練を含めた大規模災害発生時を想定した防災訓練を行う予定です。
 患者の方々の安全を守るためには病院スタッフの初動が重要であることから、火災時や災害時の想定訓練を通して緊急時に適切な対応ができるよう備えていきたいと思います。