2024年2月 《JA秋田グループ広報誌「かけはし」2024年2月号》
令和6年能登半島地震被災地へDMAT出動
かづの厚生病院
DMAT(ディーマット)とは、災害派遣医療チーム(Disaster Medical Assistance Team)の略称で、「災害急性期に活動できる機動性を持った訓練を受けた医療チーム」と定義されています。医師、看護師、業務調整員(医師、看護師以外の医療職及び事務職員)で構成され、大規模災害等が発生した際に出動し、災害現場で活動を行います。
1月1日、能登半島で最大震度7の地震が発生し、石川県等での甚大な被害に対しDMAT出動要請があり、当院DMAT隊員も医師、看護師、薬剤師、事務職員各1名ずつの計4名編成で出動しました。
1月11日に病院を出発し、1月12日より公立能登総合病院の本部付けで活動を行いました。周辺の福祉施設巡回や、能登総合病院から70㎞程離れた石川県庁との間で物資搬送等を行い、1月15日任務を終え帰院しました。
隊員からは「結成以来、初の出動で緊張もしたが、施設での活動の際は感謝の言葉をいただき、支援にあたってよかったと感じた」と報告がありました。
被災地はいまだ終息を見通せない状況にありますが、多くの医療機関等の支援により、一日も早く復興されることを願っております。
外来待ち時間短縮に向けての取り組み
平鹿総合病院
秋田県厚生連では、外来待ち時間の短縮および院内の混雑緩和を目的に、令和5年4月の由利組合総合病院を皮切りに、順次外来運用変更を行っており、今年3月までに全病院完了する予定です。
当院は令和5年11月27日に運用変更を行いましたので、主な変更点についてご紹介します。
1つ目は、受付時に全ての患者さんに対してスケジュール票が発行されます。診察前に検査がある場合、各科受付窓口に立ち寄ることなく、直接検査に進むことができます。
2つ目は、会計の流れを変更しました。各科窓口で計算していた会計を集中会計窓口に集約し、さらに自動会計チェック機を導入したことにより、自動計算される場合は会計の待ち時間がなくなりました。
3つ目は、スマホアプリSma-paの導入です。再来受付機と連動しており、スマホ診察券での診察受付や予約前日にお知らせが届くリマインド機能のほか、アプリにクレジットカード情報を登録して、受付後に「医療費あと払い」機能を設定すると、診察終了後は会計を待たずに帰宅することができます。
外来運用を変更して間もないこともあり、患者さんが戸惑わずに受診できるよう、丁寧な案内を心がけております。今後も待ち時間短縮に繋がる取り組みを継続しながら、さらに満足していただける病院を目指して参ります。