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　当院では高齢者や施設入所者などの通院困難者の通院負担軽減や診察待ち時間の解消、外来の混雑緩和による職員の負担軽減を図るため、スマートフォン、タブレット端末、パソコンといった情報通信機器を用いて自宅や施設にいながら診療を受けることができる「オンライン診療」の導入に向けた取組みを進めています。
　オンライン診療は、対面診療とは異なり画面上での診察になるので、生活習慣病の継続治療などの比較的病状が安定した患者さんを診察することになります。
　また、オンライン診療を始めるにあたっては、患者さん側の情報通信機器の操作とオンライン診療に対する理解が必須となるため、近隣の介護施設の協力を得ながらテスト診療を幾度か実施してきました。
　現在、令和4年12月の本格稼働に向け、内科診療を中心に運用体制、診療実施フロー等の整備に着手しています。
　これからも「秋田県で一番、高齢者に優しい病院」を目指すとともに、今後オンライン診療を提供することによって利便性を高め、当院を利用される方々が安心して診療が受けられるよう努めてまいりたいと思います。

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　11月3日、大仙市の大曲市民会館・小ホール（大曲中央公民館）にて「第61回農村における健康を考える集い」を3年ぶりに開催しました。この集いは、秋田県種苗交換会行事の一環として秋田県農協中央会、秋田県厚生連、一般財団法人秋田県農村医学会の主催で昭和35年から開催しており、今年は、大曲厚生医療センターが担当病院となり、「あなたを悩ませる困った症状について～解決策を専門医がアドバイス～」をテーマに実施しました。
　大曲厚生医療センターの5名の専門医が『日常生活の中で、なかなか治らず困ってしまう症状』について講演を行い、泌尿器科の熊澤光明氏から「夜間頻尿について」、整形外科の阿部利樹氏から「あなたを悩ます、膝・腰・肩の痛みについて」、耳鼻咽喉科の垂石羊司氏から「耳鼻咽喉科でみる病気のあれこれ こんな時は耳鼻科へどうぞ！」、脳神経内科の鎌田幸子氏から「頭痛について」、眼科の高橋永幸氏から「あなたの目に迫る危険～日常生活での注意点と対策～」について最新の知見から解決策をアドバイスしていただきました。参加者にとっても身近な問題であり、正しい知識や最新治療を知る良い機会になりました。
　当日は、医療関係者を中心に約160名が来場し、盛会のうちに終えることができました。ご参加いただいた皆様に心より感謝を申し上げます。