2023年1月 《JA秋田グループ広報誌「かけはし」2023年1月号》
秋田県循環器病予防タウンミーティング
北秋田市民病院
11月19日に秋田県の主催で、当院が運営主体となって「秋田県循環器病予防タウンミーティング」を開催しました。この会の目的は、脳血管疾患・心筋梗塞などの循環器病についての正しい知識の習得や地域の健康づくりを担う人材育成につなげるものです。
参加したのは北秋田市の地域の健康づくり活動への従事者、北秋田市保健センターや北秋田市社会福祉協議会の職員など、約30名でありました。昨今の時勢を考慮し、コロナウイルス感染防止対策には万全を期して行いました。
テーマは「減塩と味噌のモヤモヤをスッキリ!」として、はじめに当院の佐藤誠医師より心血管病予防に関する導入講演や栄養科管理栄養士の藤田智保主任から8月10日に先行で行われた健康ハートの日共催イベントの「JA秋田厚生連9病院 栄養科合同イベント地元食材を使った減塩レシピ」と合わせて講演が行われました。外部講師もお招きし、味噌ソムリエ、また食育アドバイザーの小山明子様から味噌の魅力と減塩についてのアドバイスなどをご講演いただきました。
講演後、講師も交えて参加者による「減塩について」のグループワークを行いました。グループワークでは当院のスタッフも一般参加者の中に入り、活発な意見交換が行われ、終始明るい雰囲気の中で、誰もが参加でき、意見を交わしやすい会だったと思います。来年度以降も地域の健康づくりに貢献する活動の一環として継続していきたいと思います。
心電図伝送システム運用開始
能代厚生医療センター
11月よりクラウド型心電図伝送システムが本格稼働しました。心電図検査は心臓の動きを電気的な波形に現して記録することで、心臓のどの部位に異常が起こっているかなど状態を把握することができます。
当システムの導入により、救急車内で実施した心電図検査の結果を病院で確認し、早期に患者さんの容態を把握することで、救急隊への指示や迅速な受け入れ準備が可能となり、治療開始までの時間短縮が期待されます。
県内でも既に各地域で稼働しており、能代山本地区では、高規格救急車1台からの運用開始となりますが、当院の基本理念である「地域中核病院として地域の皆様の健康を守る」ことを十分に認識して、患者さんへの有効活用に努めてまいります。