2023年5月 《JA秋田グループ広報誌「かけはし」2023年5月号》
看護部役職研修の開催「心理的安全性を学ぼう」
湖東厚生病院
当院看護部では、安心して働き続けられる職場環境を作るため、看護部の役職員を対象として「心理的安全性のある職場環境にするためには」をテーマに研修会を開催しました。
心理的安全性とは、気兼ねなく安心して自分の意見や考えを言える状態を個々にではなくチーム全体が共有していることをいい、心理的安全性が高いチームは離職率が低く、多様なアイデアをうまく利用することが出来、収益性も高くなると言われています。
研修会は、4~5人ずつのテーブルに分かれメンバーを入れ替えながら話し合うワールドカフェ形式で、心理的安全性のある職場環境にするために役職員として自身ができることを話し合いました。
コロナ禍もあり久しぶりのワールドカフェでしたが、各テーブルでは活発に意見交換が行われました。笑顔で明るい声であいさつをするといった基本的なことから、話しやすい態度で相手の話を傾聴し意見を否定しない、協調性をもち協力し合う、同じ目標を持ち目的に向かって話し合うなどの意見が出され、自発的な行動や目標達成に向けた姿勢について共有しました。
心理的安全性が高い時は、①ポジティブな発言が多い、②失敗や問題についても話す機会が多い、③職場に笑いとユーモアがあるという3つのサインが見られるとされています。
職員が安心して働けることが、患者さんへ安全で良質な医療を提供することへも繋がると思いますので、3つのサインが見られるような職場環境作りに努めてまいります。
院内保育所最後の卒園式
由利組合総合病院
3月18日、院内保育所の卒園式が行われ、1名が卒園を迎えました。何日も前から保育所スタッフ一同が心をこめて卒園証書等を手作りし、式本番に向け入念に準備をしていました。
当日は卒園児のご両親のほか、院長、副院長看護部長、事務長、総務管理課職員、保育所スタッフ、年中児3名が出席しました。卒園児が涙を見せながらも立派に挨拶する姿、そして軽部彰宏院長の温かいお言葉を真剣な眼差しで聞く子どもたちの様子はとても印象的でした。保育所スタッフも卒園児の成長に涙々で、入園してからの出来事を思い出しながら送り出すことができました。一つひとつがとてもアットホームで、笑顔と涙、そして沢山の感動に溢れた素晴らしい卒園式となりました。卒園児が院内保育所での思い出を忘れず、小学校でも健やかで元気に過ごせるよう心から願っております。また、素晴らしい卒園式を作り上げてくれた保育所スタッフに、心より感謝を申し上げます。
平成22年に開設した院内保育所は、園児2名からスタートし、たくさんの子供たちの笑顔と共にこれまで運営してきました。今回最後の卒園児を送り出し、惜しまれながらも令和4年度をもって閉園となりました。これまで温かいご支援をいただき、ありがとうございました。