2018年2月 《JA秋田グループ広報誌「かけはし」2018年2月号》
接遇大賞を受賞しました
秋田厚生医療センター
今年度、当院は接遇大賞を受賞しました。
これは民間団体の日総研が主催し、全国から接遇を重視している病院が多数応募するもので、第3回となる今年度は9病院が受賞しました。秋田県からは能代厚生医療センターも応募・大賞を受賞し、秋田県厚生連としては全国に自慢できる快挙となりました。
接遇はどんな事業、業種においても重要なことです。とりわけ当院のような医療機関ではその良し悪しが医療技術・内容の評価をも決定し、さらには医療の安全にも大きく関わっていきます。
委託業者社員も含め当院職員のほとんどが接遇の重要性や意義を十分理解し、その質の向上に対する前向き・積極的な意識を持ち、当院の接遇行動規範SR2C エス・アール・シー(S;安全、R;敬意、R;責任、C;連携)のもとに日々の業務を行なっています。
質の高い接遇が当たり前に提供されるような病院、また、そのような病院文化が根付いている病院を目標に様々な活動を行なってきました。この数年で、患者さんをはじめ来院の方々から「当院職員の接遇の質は確実に向上している」とのご意見を数多くいただくようになっておりましたが、今回の大賞受賞はさらに嬉しいこととなりました。
ただ当院の接遇にまだまだ不十分な点があることは承知していますし、また接遇の質の向上は賞を受けることが目的でもありません。日々ご利用いただいている方々に満足・喜んでいただくことこそが本来の目標であることを改めて自覚し、今後一層の努力をしていきたいと思います。
接遇YEAR~愛される病院を目指して~
能代厚生医療センター
能代厚生医療センターでは、地域から愛される病院を目指し、2017年を接遇YEARと定め、全職員で力を合わせて取り組んできました。
全職員が交代でエントランスホールや2階外来ホールに立ち、不安を抱え緊張して来院される方のサポートを行っています。特に雪の時期は、車椅子で来院される患者さんの送迎の介助を行い、安全・安心に当院を利用していただけるように努めています。また、来院される方に癒しの環境を提供することも接遇の一つと考え、「ウォールステッカー」を病院全体に掲示し工夫することで、病院全体の雰囲気を明るいものへと変えることができました。
また、1階エレベーターホールにギャラリーを設置することも「接遇YEAR」の取り組みの一環です。能代のお祭りである「天空の不夜城」・「おなごりフェスティバル」の写真や、地元出身の美術大学生や幼稚園児の作品を展示しています。診察や会計までの待ち時間を利用してご覧いただけたらと思います。
このような取り組みを評価していただき、「第3回日総研接遇大賞」において大賞を受賞することができました。そして何よりも、患者さんから「病院が明るくなった」「前よりもいい病院になった」などのお声をいただけるようになったことこそが一番の喜びだと感じています。
今後、更に地域から愛され続ける病院を目指し、職員一丸となって頑張っていきます。