2018年5月 《JA秋田グループ広報誌「かけはし」2018年5月号》
秋田県の医療を担う新たな力 新入職員198名の誓い
秋田県厚生連
JA秋田厚生連入会式
穏やかな春の日差しに包まれた4月2日、33人の臨床研修医師をはじめとする、看護師、薬剤師など総勢198名のフレッシュな若者たちを迎え、平成30年度新採用職員入会式が行われました。
式では一人ずつ名前を呼ばれた後、船木耕太郎経営管理委員会会長が各病院の代表者に辞令を交付しました。続いて、本会の成り立ちに触れた後「創業の精神を胸に刻み、心のこもった医療サービスに努められるよう期待する。」と挨拶がありました。
また、先輩職員を代表し大曲厚生医療センターに勤務する2年目の助産師、佐々木美紀さんが「“信頼とぬくもりのある医療”を提供するという本会の理念を忘れること無く、一日一日を大切にし、共に成長していきましょう。」と激励しました。
式の最後には、新入職員を代表して能代厚生医療センターに勤務される看護師の髙橋鈴音さんが「今日の感激と固い決意をいつまでも忘れることなく、日々精進して参ります。」と誓い、謝辞を述べました。
198人の新入職員は入会式に続く研修会も修了し、力強く医療人としての一歩を踏み出しました。
新採用職員研修会
入会式に引き続き、198名の新入職員が初めての研修会に臨みました。
この研修会は、当会の基本理念
- 信頼とぬくもりのある医療の提供
- 保健予防活動を通じた地域住民の健康管理の充実
- 福祉活動を通じた高齢者の自立・生きがいづくりの支援
に基づいた役割を果たすため、JA秋田厚生連の一員として組織や歴史を学び、病院職員としての心構えと自覚を養うために行っております。
特別講演「社会人として・医療人としての心得」では、グループワークやレクチャーを通じて「接遇」「コミュニケーション」の重要性を学び、医療現場で必要とされる患者さんとの接し方はもちろん、これから同じ医療現場で働く仲間との「チーム医療」を肌で感じられたようです。
これからの厚生連の将来を背負って立つ職員として、この同期の仲間を大切にし、患者さんや病院スタッフから信頼される社会人、医療人として活躍してくれることを期待します。
平成30年度新入職員研修会を開催
かづの厚生病院
4月3日、かづの厚生病院の講堂において、今年度の新入職員研修会が行われました。冒頭の辞令交付では、吉田雄樹院長より新入職員に辞令書が交付され、当院の基本理念に掲げている「患者さんの立場になって、心のこもった医療を提供してほしい」と挨拶がありました。
その後、病院の概要や情報セキュリティ、コンプライアンス、医療安全管理などの研修が行われました。特に、コンプライアンスについては、全職員が適切に理解しなければならないものであるため、個人情報の保護、交通安全など多岐にわたる詳細な説明がありました。
午後からは接遇、医療安全管理、院内感染対策、クリニカルパスについての研修が行われ、接遇についての研修では、普段の挨拶や会話などにおいて相手の立場になって考えること、思いやりの大切さなどを確認しました。日々多くの患者さんと接する中で、研修を意識した対応を行っていきたいと思います。
今回の研修会に臨んだ姿勢を忘れずに、新入職員1人ひとりが医療従事者としての意識を高く持ち、日々の業務に取り組んでいってほしいと思います。
2人だけの卒園式
由利組合総合病院
外を歩けば道端のつくしが目につくようになりました。もう春です。お子さんの卒業式や入学式で忙しかったという方も多いのではないでしょうか。当院でもこの3月、院内保育所の卒園式が行われました。今年の卒園生は2人。残念ながら1名は欠席となり、1人だけの卒園式です。
院内保育所に通う子供たちといえば、思い浮かぶのは可愛らしい笑顔と元気な挨拶。発表会のある秋には練習場所へ向かう途中で、いつも事務室に寄ってくれました。「おはようございます。」の大合唱には、パソコンとにらめっこをしている事務員も思わず笑顔になってしまいます。ハロウィンでお菓子をあげたときには写真付きのお手紙でお礼をしてくれました。
そんな子供たちから2人が卒園、4月からは小学生です。保育所のお友達とは離れてしまいますが、また新しいお友達との出会いもあるでしょう。毎日歩いての登下校、授業があって色々な行事があって、もう少し大きくなったら部活動も始まって、世界もどんどん広がっていきます。まずは小学校生活を思いっきり楽しんで、たくさんのことを学びながら大切な時間を過ごしていってほしいと思います。
もしかしたら将来、医療従事者として当院に戻ってきてくれる子もいるかもしれないと期待もしています。未来への新たなステージへ進んだ2人ですが、前を向いて元気いっぱいに頑張ってほしいと思います。