2024年11月 《JA秋田グループ広報誌「かけはし」2024年11月号》
医療安全研修「防犯教室」を開催
かづの厚生病院
昨今、病院立てこもり事件や特殊詐欺、闇バイトによる強盗致傷事件など、凶悪な事件が頻発しております。このような情勢を鑑み、当院では、医療安全研修として鹿角警察署生活安全課の警察官2名を講師にお招きし、職員に対して防犯教室を行いました。
始めに、ストーカー対策やSNSによる特殊詐欺対策など、プライベートでも役立つ防犯対策を学んだ後、実践として「さすまた」による院内の防犯対策を体験しました。
不審者が院内に侵入した場合、不審者に対してどのような距離感でフォーメーションを取ればよいのか、また、さすまたを不審者のどの位置に押しつければより動きを止められるのかなど、実際に職員がさすまたを使用し動きを確認しました。
最後に、「さすまたの使用目的としては不審者を捕まえるものではなく、あくまで警察官が現場に到着するまでの時間稼ぎのものであり、不審者の動きを止めることができない場合は、無理をせず自分の身を守る行動をしてほしい」とのアドバイスが講師の方よりありました。
もしもの事態への備えとして、今回の防犯教室はとても有意義なものとなり、今後も患者さんや職員の安全を守るために努力してまいります。
「おらほの会 第1回研修会」~未来への礎を築く確かな一歩を刻む~
北秋田市民病院
当院では、地域の医療・介護・福祉に携わる約80名の専門職を招き、「おらほの会 第1回研修会」を開催しました。
この研修会は、少子高齢化が進む当地域で、各施設と顔の見える信頼関係を築き、皆が安心して暮らせる医療環境の充実を目指すことを目的に開催しました。
研修会では、院長による骨粗鬆症に関する講演や、参加者同士が日々の業務における課題や改善策を活発に意見交換し、互いの絆を深める貴重な機会となりました。
また、院長と長年連携してきた先生方を紹介するとともに、協力医療機関連携の運用フロー確立に向けた動きが大きく進展するなど、今後の地域医療の基盤作りの一助となりました。
最後は院長からの、「いつか地域の皆様から『おらほの病院があってよかった』と心から感じてもらえる日が来るよう、努力を惜しまない」との言葉で、研修会を締めくくりました。
今後も、さらなる連携強化を図り、地域医療の発展に向けた確かな基盤作りに努めてまいります。