2019年1月 《JA秋田グループ広報誌「かけはし」2019年1月号》
「第15回れんけいのつどい」を盛大に開催
大曲厚生医療センター
11月7日、グランドパレス川端において「第15回れんけいのつどい」を開催しました。地元医師会より43名の医師が参加し、当院職員を含め総勢164名の盛大なつどいとなりました。
特別講演では、当院泌尿器科診療科長の熊澤医師による「泌尿器科手術におけるレーザーの役割」と題した講演を行いました。当院泌尿器科手術の実績を大いにアピールできたことや難易度の高い手術の紹介ができたことで、医師会の先生方より多くの質問をいただき、大変好評な講演となりました。
また、当院事務局より来年2月稼働予定である「※あきたハートフルネット」についての説明を行い、地元医師会との更なる連携を深めるため、是非とも協力をいただき、成功させなければならない事業であることを理解していただく良い機会となりました。
講演会終了後は、会場を移して懇親会を行いました。医師会の中には、当院のOBである先生も多く、昔話に花を咲かせながら楽しい時間を過ごしていました。
「れんけいのつどい」も今年で15回目となり、当院と地元医師会には恒例行事となっています。ITの進歩が目覚ましい現代であるからこそ、顔が見え、互いに語り合えるこのような会の開催は、交流を深め、信頼関係等を築くためにも、非常に重要な役割を担っているのではないかと考えています。今後も、会を通して、当院の良さや地域医療に貢献する積極的な姿勢をどんどんアピールしていきたいと思います。
※あきたハートフルネット…県内の病院や診療所間で患者さんの情報を安全に共有できるネットワークのこと
第6回 地域医療連携 多職種意見交換会
湖東厚生病院
11月16日、大潟村のふれあい館において、「在宅医療・終末期医療を考える~多職種連携のアドバンス・ケア・プランニング~」をテーマに地域医療連携多職種意見交換会を開催しました。今年度から当院と五城目町・八郎潟町・井川町・大潟村の3町1村での共催となり、近隣の施設より60名の方に参加していただきました。
はじめに、秋田往診クリニック理事長、市原利晃先生より「看取りをふまえた多職種連携」と題してご講演いただきました。「より良く生きるためには住み慣れた場所に帰る」「家に帰ると予後が延びる」「家に帰りたいという希望をどうやってかなえるか」「地域にあったネットワークづくりが大切」と言われたことが心に残りました。
その後、ワールドカフェ形式で「在宅医療・終末期医療を支える」ための多職種連携について、身近な事例を通してグループディスカッションを行い、それぞれの立場で意見を出し合い情報交換することで相互理解を深めることができました。本人・家族を支える体制も多岐に渡っている中で、病院と地域との連携の必要性を改めて確認した有意義な意見交換会となりました。
参加者からは、「他の市町村、他施設の意見を聞くことができた」「在宅希望のある方を支え、家族に寄り添い、不安なく最期まで看取れるよう多職種間で話し合いを重ねていきたい」などの感想をいただきました。今後も定期的にこのような意見交換会を開催し、医療・介護・福祉の連携を深め、患者様が住み慣れた地域において、その方の望む生活の支援を行っていきたいと思います。