2014年12月 《JA秋田グループ広報誌「かけはし」2014年12月号》
第55回農村における健康を考える集い
JA秋田厚生連
「第55回農村における健康を考える集い」が11月3日(月)、男鹿市民文化会館小ホールにて開催されました。この大会は、秋田県種苗交換会協賛行事としてJA秋田中央会、JA秋田厚生連、秋田県農村医学会等の主催で、昭和35年から毎年開催されています。
開会式では、大会会長である中鉢明彦湖東厚生病院院長の開会のことばと木村一男秋田県厚生連経営管理委員会会長のあいさつにつづき、来賓の渡部幸男男鹿市長、神田仁男鹿潟上南秋医師会会長より祝辞をいただきました。
第1部「基調講演」では、「地域包括ケアにおける地域医療―在宅医療の役割と意義―」と題して秋田大学大学院医学系研究科保健学専攻の中村順子教授が、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムについてわかりやすく解説しました。
第2部「在宅医療あれこれ」では、橋本歯科医院院長橋本徹氏が在宅歯科医療の現況について、医療法人正和会小玉医院在宅医療連携拠点事業所管理者菅原則次氏は在宅医療における多職種連携の必要性について、湖東厚生病院からは内科医長井上武氏、訪問看護ステーション管理者土橋優子氏、リハビリテーション主任佐々木輝美氏がそれぞれの専門分野の立場から提言を行いました。
第3部の「全体討議」は参加者からの質問に講演者と提言者が答える形で進められ、参加者は地域における在宅医療の現状と今後の方向性について理解を深めました。
当日は早朝からの暴風雨という悪天候にもかかわらず、医療関係者、一般住民など約270名の参加者が来場し、盛会のうちに終えることができました。
平鹿総合病院保育所 開所式
平鹿総合病院
11月4日(火)、敷地内に建築された保育所にて、関係者40人が出席して開所式と神事が執り行われました。
神事後に平山克院長は「保育所は、若い世代の就労環境に大きく寄与する。子育てによる看護師の離職防止効果、また、病児・病後児保育も行うことで、子育て中の女性医師からも魅力ある職場として横手に目と足を向けてもらえればと期待している」と祝辞を述べました。
保育所を利用できるのは当院に勤務する職員の子供で、0歳児から未就学児までで、11月の基本保育利用の児童数は年度途中ということもあり、まだ0歳児1名、3歳児1名ですが、来年度に向けて利用の申込は徐々に増えています。
保育所建物は当院南側の敷地内に建築された木造平屋、ホール、保育室3室、病後児室、調理室を設けた延床面積約215平方メートルとなっております。
児童の定員は50名、保育所職員は現在、保育士4名、保育士補助2名、栄養士1名の7名体制で、利用者が居ない日を除き24時間対応します。 毎月季節の行事や誕生日会が計画されております。また、保護者・ご家族(おじいちゃん、おばあちゃん)も参加しての発表会や親子レクリエーションなどの開催も予定されております。
「いっぱい遊んで、すくすく育て」の保育目標の基に児童の安心安全はもちろん、保護者が保育所を見て癒され、笑顔であふれる職場環境づくりを心がけていきます。