2021年1月 《JA秋田グループ広報誌「かけはし」2021年1月号》
コロナ禍における「感染予防対策」の取り組み
かづの厚生病院
日本国内における、新型コロナウイルス感染者は増加の一途で、第三波とも言われています。
当院では、11月9日より正面玄関前にて、来院されるすべての方に対しての検温測定を実施しています。感染の予防対策を取りつつ、職員が2名体制で、37.5℃以上ある方に別途問診し、感染リスクの確認を行い、診察しています。この37.5℃以上というのは、新型コロナウイルス感染者の約7割は「発熱」の症状があることから、まずは発熱がある方の来院を規制しようという取り組みです。また、冬になると流行する、季節性インフルエンザとの区別が難しくなるため、その対策の一環にもつながります。
感染拡大流行地域では医療現場でのクラスター発生などで、さらにダメージを負うケースがあり、院内クラスターが発生しないように取り組みを行っています。また、12月1日からは、タブレット型の検温測定器を導入しました。地域柄、高齢の方が多い中での取り組みではありますが、想定よりもスムーズに運用しています。
検温実施と同時に院内における患者動線の見直しも行い、正面玄関には「入口専用・出口専用ゾーン」を設けた他、施錠時間等も変更を行いました。
状況に応じて、様々な対策を考えながら、地域住民が安心して来院できるよう、これからも感染予防対策に努めていきたいと思います。
院内多職種交流会を開催しました
能代厚生医療センター
11月20日に、「院内多職種交流会」と題し、院内の入職1~8年目の各医療職及び事務職員で交流会を行いました。
当院では入職1~8年目の事務職員で「事務職員改革・資質向上プロジェクト(通称若手プロジェクト)」を組織し、毎月の勉強会や院内の環境改善などに取り組んでいます。その活動の一環として、毎年秋田厚生医療センターや北秋田市民病院の若手事務職員と勉強・交流会を実施しておりましたが、今年はコロナウイルスの影響を受け、例年の交流会の開催を見送り、代わりに院内の医療職を招き、多職種交流会を実施しました。
交流会の参加者は医療職20名、事務職16名の計36名で、6グループに分かれて自己紹介とグループワークを行いました。グループワークのテーマは「多職種で考える院内一改善」とし、院内で業務改善・環境改善できる点について話し合いました。グループワークの時間は20分間と短い時間でしたが、どのグループでも活発に意見交換がなされ、発表では各グループの様々な職種から見た業務上の問題点やその改善点が出され、大変有意義なものとなりました。グループワークで出された意見は今後若手プロジェクト内で検討し、改善の実現につなげていきたいと思います。
このような会を開くことで、院内の様々な職種の方々と交流できることはもちろん、主催者としても企画、準備、運営について学ぶ良い機会となりました。今後もコロナ禍でも実施できるような交流会・勉強会を考え、開催していきたいと思います。