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JA秋田厚生連ニュースダイジェスト JA秋田厚生連グループ(病院・本所)の取り組みやイベントなどをお伝えしていくコーナーです。

ニュースダイジェスト

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2016年5月 《JA秋田グループ広報誌「かけはし」2016年5月号》

秋田県の医療を担う新たな力 新入職員232名の誓い

秋田県厚生連

JA秋田厚生連入会式

穏やかな春の日差しに包まれた4月1日、34人の臨床研修医師をはじめとする、看護師、薬剤師など総勢232人のフレッシュな若者たちを迎え、平成28年度新採用職員入会式が行われました。

式では、一人ずつ名前を呼ばれた後、木村一男経営管理委員会会長が各病院の代表者に辞令を交付しました。続いて、本会の成り立ちに触れた後「創業の精神を胸に刻み、心のこもった医療サービスに努められるよう期待する」と挨拶がありました。

また、先輩職員を代表し由利組合総合病院に勤務する2年目の看護師、小野ゆいさんが「“信頼とぬくもりのある医療”を提供するという本会の理念を忘れる事無く、一日一日を大切にし、共に成長していきましょう」と激励しました。

式の最後には、新入職員を代表して秋田厚生医療センターに勤務される看護師の真壁裕美さんが「今日の感激と固い決意をいつまでも忘れることなく、日々精進して参ります」と誓い、謝辞を述べました。

232人の新入職員は、入会式に続く研修会も修了し、力強く医療人としての一歩を踏み出しました。

新採用職員研修会

厚生連では、毎年4月1日の新採用職員入会式に合わせて、新入職員を対象とした研修会を実施しています。今年も県内9つの厚生連病院から総勢236名が一堂に会して行われました。

この研修会は、JA秋田厚生連の組織や歴史、コンプライアンスや接遇の重要性を知ってもらい、厚生連職員として、一社会人としての自覚を持ってもらうことを目的としています。

今年度もラ・ポール株式会社の福岡かつよ先生から、社会人として、医療人として求められる接遇について講演いただきました。時には立ち上がってのレクチャーを受けながら楽しく学ぶことができました。終了後のレポートでは「第一印象の重要性を実感した」「患者さんと接する際で勉強になった」とこれから患者さんと接する際に必要となるコミュニケーションについての感想が多数ありました。

最初は、緊張ぎみの新入職員でしたが、研修がすすむにつれて、様々な病院や職種の垣根を越えて、情報交換している姿が非常に印象的でした。これから一緒に働く同期との「チーム医療」の重要性も感じることができたのではないでしょうか。

今回の研修を受けて、医療人としての第一歩を踏み出した彼らが、今回の研修会の姿勢を忘れずに、皆様から親しまれ、信頼される医療人となることを期待します。

第2回地域医療連携 多職種意見交換会

湖東厚生病院

3月25日、顔の見えるネットワークづくりと、安心して在宅医療・介護が受けられる地域づくりを目指し、『八郎潟町えきまえ交流館はちパル』にて「湖東厚生病院・地域医療連携に係わるワールドカフェ」を開催しました。

当日は湖東地域の施設、包括支援センター、居宅介護事業所から、多職種の方々約50名の参加をいただきました。

はじめに、当院の渡辺式退院支援看護師が、湖東厚生病院における入院から退院までの現状報告(入院受け入れ、地域包括ケア病棟運用、退院支援)について説明し、次に当院の大原樹認知症看護認定看護師が、認知症患者との接し方、関わり方の基本、効果的なコミュニケーション技術について講演を行いました。認知症の人の人格を大切にしながらケアを行うことにより、本人も介護者も負担が軽くなるとの内容であり、Q&A方式で楽しく確認できました。

後半は顔の見える関係構築が進むようワールドカフェスタイルで「よりよい医療介護連携のためにできること」と題して意見交換を行いました。

活発な意見交換がなされ、帰り際は参加者の方のスッキリとした笑顔をたくさん頂きました。参加者からは、「会を重ねる毎に多職種の方々と連携できる」「顔の見える関係づくり、これからも情報交換の機会を作って下さい」といった感想が聞かれました。

今後も定期的に意見交換会を開催し、患者により良いサービスが提供できるよう取り組んでいきたいと考えています。

念願のフルマッチ

能代厚生医療センター

現在、臨床研修医師の採用方法はマッチング制度に基づいて行われております。

当院は基幹型の臨床研修病院として、臨床研修医師の受け入れを行ってきましたが、募集定員に達するまでには至らず、度々、苦戦を強いられて来ました。

しかし、今年度は定員4名に対して「念願のフルマッチ」という結果を達成することになりました。これも、長きに渡る熱心な指導医の先生方の活躍はもちろん、病院全体で研修医を暖かく受け入れる体制が評価されたものだと感じております。

さて、マッチング制度という言葉、みなさんご存知でしょうか。耳慣れない言葉と感じられる方も少なくないと思いますので概要を説明致します。

医師免許取得後、医師として従事する者は、大学病院や臨床研修指定病院で研修を受ける必要がありますので、まず初めに医師臨床研修マッチング協議会に登録します。臨床研修指定病院等の研修プログラムの内容を照らし合わせ、自分に合った研修先を見つけ、希望する病院の優先順位をつけます。

一方で、病院等の研修機関側も希望者と面接試験等を行い、受け入れたい人材に順位をつけます。これに合致して契約を結ぶことをマッチング制度といいます。

つまり、この順位がお互いに上位であればマッチ(合う)する可能性が高くなるということです。

今年度4名のフレッシュな研修医師を迎え、院内は活気に満ちています。これが院内に留まらず、地域に波及するような活躍を職員一同期待しております。