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JA秋田厚生連ニュースダイジェスト JA秋田厚生連グループ(病院・本所)の取り組みやイベントなどをお伝えしていくコーナーです。

ニュースダイジェスト

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2024年10月 《JA秋田グループ広報誌「かけはし」2024年10月号》

児童虐待対策研修会を開催!

大曲厚生医療センター

 当院では虐待被害の早期発見と被害者救済のため、今年度よりCAPS委員会(児童虐待対策委員会)を発足しました。診察時に虐待が疑われた場合に対応の統一を図り、迅速に措置できるよう、院内の虐待連絡網や児童虐待診断チェックリストを整備しています。
 この7月26日には、全職員を対象とした、虐待対応について理解を深めるための研修会を開催しました。市立秋田総合病院小児科の米山法子先生を講師にお招きし、「医療機関でできる虐待対応」と題して、ご講演いただきました。子どもへの虐待に関する基礎的な知識から、虐待を疑う場合の問診のポイントや外部への通告のタイミングなど、非常に充実した講演内容となりました。
 小児科や救急科をはじめ、各部署から様々な職種の職員が参加し、参加者からは「常に子ども側の立場で考え、行動したいと思った」「子どもの受診時に虐待を疑うポイントを確認することができてよかった」といった声が聞かれました。
 当院で虐待が疑われた場合は、CAPS委員会で速やかに状況を確認し、関係機関と連携していきます。家族支援のきっかけを作り、子どもたちを守れるよう、今後も病院全体で取り組んでまいります。

令和6年度病理解剖体慰霊祭

平鹿総合病院

 6月27日、横手市の光明寺において、院長、副院長、病理診断科医師など14名が参列し、令和6年度病理解剖体慰霊祭を執り行いました。
 病理解剖とは、病気のために亡くなられた患者様の御遺体を解剖し、臓器等を直接観察することで、病気の診断を検証するとともに、解剖により得られた貴重な医学的資料を、病理医と臨床医が合同で真摯かつ慎重に医学的検討を行うなど、日常の診療、医学教育および研究のため、ひいては地域の皆様の健康の維持増進にも大変有用であります。
 例年、お盆前の8月初旬に慰霊祭を行っておりましたが、近年の猛暑では参列いただく御遺族の体調不良も心配されることから、今年は6月の挙行となりました。
 読経に続き、堀口院長より、「故人の貴重な資料は、同じ病を持つ人々のため、また、子孫や郷土の人々のために、そして医療を担当している私達の研鑽のために大切に使わせていただいております。今後とも更に改善を重ね、より良い医療を目指して全力を注いでまいります。御霊が安らかに眠られんことをお祈り申し上げます。」と、慰霊の詞を捧げました。その後、参列者全員で焼香を行い、御冥福をお祈りして閉会しました。
 御遺族の皆様の尊いお心に対して、職員一同、深く敬意と感謝を申し上げるとともに、この貴重な医学データを大切にし、病める人々の救いの一助に致したく努力を重ねてまいります。