2018年3月 《JA秋田グループ広報誌「かけはし」2018年3月号》
本所コンプライアンス研修会を開催
秋田県厚生連
秋田県厚生連では、全職員がコンプライアンスを正しく理解し、実践するために、コンプライアンス全般に関する教育・啓発を目的とした研修会を開催しています。研修会は、職種別・階層別に年5回、また各病院でも毎年行っています。
今年度本所では、2月14日に損保ジャパン日本興亜株式会社品質コンプライアンススタッフの石村和也氏を講師に招き、「改正個人情報保護法とICT(情報通信技術)環境下におけるリスクマネジメント」と題し、研修会を開催しました。平成29年5月30日に、改正個人情報保護法が全面施行され、また、近年は医療機関における電子カルテの導入等による、情報システム化の進展とともに、全国的に個人情報に関わる漏えい事件件数も大幅に増加しています。
研修会では、改正個人情報保護法のポイントや、情報漏えい事故予防のポイント、漏えい事故が発生した場合の対応などを教えていただきました。そして、個人情報漏えいが起こらないことは理想で、現実には起こってしまうものであり、企業として漏えいを起こさないためには、個人情報保護のルールが職場に浸透していること、ルールに従って誰もが正しく取り扱うことができ、それを職員全員が当たり前と認識していることが重要であるとお話しいただきました。
当会では、平成16年よりコンプライアンスマニュアル(抜粋版)を作成し全職員に配布するほか、職員向け広報誌において、コンプライアンスについての記事を掲載する等の取り組みをしています。今後もこのような研修会や広報誌等を通し、職員一人一人のコンプライアンス意識を高め、日々の業務に活かしていきたいと思います。
第5回 地域医療連携 多職種意見交換会
湖東厚生病院
井川町の農村環境改善センターにおいて2月23日、当院主催の地域医療連携多職種意見交換会「在宅・介護施設での看取りを考える」~住み慣れた場所で最期まで~をテーマに開催しました。当日は近隣の施設より57名の方に参加していただきました。
はじめに、中鉢明彦院長、続いて株式会社サクセスの栗山紗希氏、最後に湖東訪問看護ステーション管理者の沢木看護師より病院、施設、訪問看護それぞれの立場から看取りについて発表を行いました。
後半は、ワールドカフェ形式で参加者全員が自由にディスカッションを行い、近隣施設の方との相互理解を深めました。現在は、社会や家庭環境が変化し、本人・家族を支える関係機関も多岐に渡っており、病院と近隣施設との医療連携の必要性を改めて確認した有意義な意見交換会となりました。
参加者からは、「近隣施設の状況を確認し相手の立場を理解することができた、看取り以外でも意見交換を行うことができた」などのご感想をいただきました。
今後も定期的にこのような意見交換会を開催し、医療・介護・福祉の連携を深め、患者様が住み慣れた地域において、患者様の望む生活の支援を行っていきたいと思います。