2021年12月 《JA秋田グループ広報誌「かけはし」2021年12月号》
第18回れんけいのつどい開催
大曲厚生医療センター
11月10日、大仙市にあるグランドパレス川端にて「第18回れんけいのつどい」が開催されました。コロナ禍のため一堂に会することが出来ず、昨年に引き続きWeb配信とのハイブリット開催となりましたが、当院職員を含め79名の参加を得ることが出来ました。この会は当院の医療圏にあるクリニックや病院の医師と顔を合わせ、互いに語り合えるつどいとして恒例の行事になっています。
特別講演として、当院の医師3名が発表しました。初めに耳鼻咽喉科診療科長・垂石羊司医師から「病院耳鼻咽喉科の役割-救急外来の症例から-」と題し、当院の救急外来を受診する患者さんの耳・鼻・喉・顔面外傷・めまいの疾患について講演を行いました。
続いて皮膚科診療科長・石河軌久医師より「帯状疱疹について」と題し、先生方の知見の再確認として講演を行い、来場されたクリニックの先生からは日々の診療に生かそうと活発な質問をいただきました。
最後に副院長の内科・仁村隆医師より「当院におけるCOVID-19症例の最近の治療について」と題して、当院に入院した患者さんの所見について講演を行いました。最近はワクチン接種も進み、高齢者の発症は減少し、入院患者は若い世代にシフトしたことや、ワクチンを接種してもブレークスルー感染の危険性もあるので、感染対策の継続が必要であることなどを話しました。
今回も多くの方に出席いただき、高齢化の進む当地域の医療連携に対する関心の高さが窺えました。今後も「れんけいのつどい」を通じ、医療機関とのさらなる連携強化と地域医療に貢献する姿勢をアピールしていきたいと思います。
事務職員研修会を実施
秋田県厚生連
当会では、10月に事務職員を対象に勤務年数や役職に応じて、新人基礎研修会、マネジメント基礎・実践・発展研修会を実施しました。今後は限られた人員の中で、事務職員一人ひとりに病院経営を担うための知識や能力が求められます。これを具現化するためには個々人の「主体性」「課題発見力」「実行力」等の基礎能力向上が必須です。各研修会では受講者に応じた役割や研修の目的を明確に提示し、グループワーク等を取り入れながら、事務職員のスキルアップを図りました。
- 事務職員新人基礎研修会Ⅰ
1年目及び2年目の新人職員を対象に、組織への帰属意識の醸成及びモチベーションの向上を目的とする。 - 事務職員マネジメント基礎研修会Ⅰ
3年目以降の一般職員を対象に、コミュニケーション能力及びコーチング能力向上を目的とする。 - 事務職員マネジメント実践研修会Ⅰ
課長補佐と係長を対象に、取り巻く環境の変化に対応し、リーダーとして現場をまとめるためのコミュニケーション能力及びコーチング能力向上を目的とする。 - 事務職員マネジメント発展研修会Ⅰ
次長・課長・調査役を対象に、部下育成に基づいた個々人のモチベーション及び指導スキルの向上を目的とする。
※各研修会では研修内容が異なるⅠとⅡを隔年で実施しており、令和3年度はⅠを実施しました。
研修の受講者からは「自分に求められる役割を確認し、自己分析ができてよかった」「ゲーム感覚のグループワークが面白かった」といった意見が多く聞かれ、いずれも充実した研修会となりました。
当会では事務職員のみならず、様々な職種でスキルアップのための研修会を実施しており、Zoomなどのオンラインを有効活用し、感染予防に留意しながら、受講者にとって有意義な研修になるよう努めています。今後も、信頼とぬくもりのある医療の提供を目指して、地域に貢献する人材づくりに取り組んでまいります。