• 
• 
• 
  AI問診の様子

　当院では、1月19日より消化器内科・整形外科の外来でAI問診システム「ユビー」の導入を開始しました。
　AI問診とは、専用のタブレット端末によるAI（人工知能）を使用した事前問診のことです。この問診にお答えいただいた患者の皆様の症状などにあわせて、AIが最適な質問項目を判断してお伺いしていきます。そのため、質問が固定化された従来の問診よりもさらに詳しい問診を行うことができます。他にも医師を目の前にすると話しづらかったこともタブレットだと伝えやすい、言い忘れや伝え漏れが減ることで医師の診察内容をより充実させることができる、などのメリットがあります。質問項目は、患者の皆様の基本情報・来院目的や症状・これまでの病歴や生活習慣などで、その内容によって異なりますが、およそ30～60項目程度となります。
　AI問診の結果は電子カルテと紐づけられており、写真のようなイラストによる問診回答についてもそのまま電子カルテに貼付けることができます。これにより、医師や看護師、医師事務作業補助者の電子カルテ記入業務の負担軽減効果もあります。
　当院では新患の方や久しぶりに該当科を受診する患者の皆様に、新患受付にてAI問診を実施していただいております。現在は消化器内科・整形外科の2科のみですが、これから他の科へ導入拡大を計画しています。

• 
• 

　令和5年春期間の新型コロナワクチン接種が始まりました。横手市では、今回から集団接種ではなく、協力医療機関による個別接種で実施することとなり、市内36の医療機関が協力して行います。
　当院は、かかりつけ患者の追加接種を受け持つこととなりました。12歳未満は平日、小児科で対応しますが、12歳以上は3000人以上の申し込みが想定されるため、院内感染のリスクを考慮し、休診日の土曜に玄関ホールで実施します。
　予約受付はインターネットで対応し、電話や窓口対応等の省力化を目指します。インターネットになじみのない方には、外来診察後に保健福祉活動室に寄っていただき、患者さんと一緒に予約入力をしています。
　運用面では、当院の玄関ホールは広く、吹き抜けとなっており、十分な換気を行い、密集を回避するため予約時間毎に順次会場へ誘導することで一度に多くの方に接種を受けて頂けます。当院は、令和3年4月には、地域の医療従事者を対象に半日に約200人の接種を行った実績があり、今回は半日で252人を上限に接種を実施します。
　9月以降に秋期間接種も控えていることから、出来るだけ早く、多くの希望者にワクチンを接種していただき、今後も地域に信頼される病院として、地域社会の健康や安心な暮らしの維持への貢献に努めて参ります。