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  • 2024年5月
JA秋田厚生連ニュースダイジェスト JA秋田厚生連グループ(病院・本所)の取り組みやイベントなどをお伝えしていくコーナーです。

ニュースダイジェスト

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2024年5月 《JA秋田グループ広報誌「かけはし」2024年5月号》

認知症に対する当院の取組みについて

湖東厚生病院


  • 脳萎縮評価支援システム(VSRAD)

 当院では、認知症または何らかの認知症状を呈する方の入院が4割を超えています。そのような方が安心して適切に治療を受けられるように認知症ケアサポートチームを設置し、認知症認定看護師を中心に医療活動を行っています。ケアサポートチームは、医師・薬剤師・社会福祉士・作業療法士・栄養士・看護師で構成され、それぞれの視点で入院から退院までをサポートしています。入院時に認知機能を判断し、チームカンファレンスを行い、ラウンドでは患者さんの入院環境、身体機能、コミュニケーション能力、薬剤の影響等をチェックします。そのうえで点滴ルート対策、ベッド配置、疼痛、脱水、排便コントロールの必要性、睡眠や向精神薬等の調整を退院時まで行い、退院後について家族や施設等にも丁寧にアドバイスしています。
 また、外来ではもの忘れ等の認知症状や介護等で困難や不安を感じている本人や家族に対して、認知症認定看護師による「もの忘れ相談」を実施するなど、必要なアドバイスを行っています。
 2月には主にアルツハイマー型認知症診断の判断材料として活用できる脳萎縮評価支援システム(VSRAD)を導入しました。
 今後も認知症患者さんの治療や認知症状に不安を抱えるご家族を支えられるように努めていきます。

手術支援用ロボット(ダヴィンチXi)の導入について

大曲厚生医療センター

 当院は秋田県南地域において、最も多い年間2,000件を超える全身麻酔下手術を実施しており、より高度な医療提供が求められております。そのような中、2月中旬に患者さんへの負担が少ない低侵襲の術式として注目されている手術支援用ロボット(以下ダヴィンチ Xi)を導入しました。
 ダヴィンチ Xiは秋田県内で、秋田大学医学部附属病院、市立秋田総合病院に続き3施設目で、県南地域では初めての導入となりました。
 この手術支援ロボットは立体的に映し出される拡大視野により、人の手のような繊細な操作ができ、従来の腹腔鏡下手術等では不可能であった複雑な手技が可能となります。また、低侵襲な手術が施されるので患者さんの負担も軽減されます。
 新年度になり、早速4月2日には1例目となる前立腺全摘出術を実施するなど、運用は順調に滑り出しております。今後も患者の皆様の健康維持につなげるよう、先進医療を地域に提供してまいります。