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JA秋田厚生連ニュースダイジェスト JA秋田厚生連グループ(病院・本所)の取り組みやイベントなどをお伝えしていくコーナーです。

ニュースダイジェスト

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2022年11月 《JA秋田グループ広報誌「かけはし」2022年11月号》

2022救急オリエンテーションの開催

由利組合総合病院

 当院では由利本荘・にかほ地域の救急医療・災害医療の向上を目的に、研修会『救急オリエンテーション』を毎年開催しています。今年は、9月28・29日の2日間にわたって、COVID-19の感染状況を鑑みて、ハイブリッド形式で開催しました。
 1日目は各部署からCOVID-19関連活動報告をしてもらいました。臨床検査技師から最新の知識についての講演やCOVID-19感染者の入院を受け入れてから2年半の中で、受入れ当初の苦労や様々な努力、取組みが紹介され、患者さんだけではなく、そのご家族のフォローにまで奮闘したスタッフの活躍は皆さんの心に深く響いたようでした。
 2日目は災害医療をテーマにした講演会を開催しました。当院では県内に先駆けて、由利本荘市消防本部と合同で消防リエゾンの育成に取り組んでおり、これまでの訓練実績や成果について救急救命士に講演して頂き、その重要性を多くの方に知ってもらう大変良い機会となりました。
 また、特別講演の秋田大学医学部救急・集中治療医学講座 奥山学准教授からは「災害対応を平時の業務にいかす」と題し、災害訓練の重要性・必要性を見つめ直し、どのような訓練が必要なのか、平時から心がけることなどをお話いただきました。
 年内には災害訓練を予定しており、今回学んだことを生かしながら、有事の対応に備えていきたいと思います。

消防リエゾン…大規模災害発生等により通信手段が遮断された際、消防から情報収集、支援するために病院へ派遣される災害対策現地情報連絡員

JMECC(内科救急・ICLS講習会)を開催しました

平鹿総合病院

 10月4日、当院の講堂において、「JMECC(内科救急・ICLS講習会)」を開催しました。JMECCとは内科医が共通に身に付けておく技術として、心肺停止のみならず、救急を要する急病患者に対応できるよう、日本救急医学会策定の「ICLS」を基礎に、日本内科学会独自の「内科救急」をプログラムに導入した講習会です。
 JMECCは新専門医制度に基づく内科専門研修で内科専門医を取得するために必ず受講が必要となっています。また、講習会を開催するにはディレクターの存在が必要不可欠であり、この資格を持つ指導者が秋田県では2名(当院 深堀耕平医師、北秋田市民病院 佐藤誠医師)しかおりません。
 当日は深堀耕平ディレクター(当院循環器内科)統括のもと、指導者計4名・受講者6名(医師3名・看護師3名)で一時救命処置、気管挿管と除細動、心停止の対応などについてシミュレーターを用いた実技を中心に丸一日かけて行われました。
 受講者からは「普段救急の現場に接することがないので大変有意義だった」、「救急に苦手意識があったが、自信が持てるようになった」などの感想が寄せられました。次回開催は令和5年6月頃を予定しています。