秋田県厚生農業協同組合連合会(JA秋田厚生連)

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ニュースダイジェスト

ニュースダイジェスト JA秋田厚生連グループ(病院・本所)の取り組みやイベント等をお伝えしていくコーナーです。

2012年 11月《JA秋田グループ広報誌「かけはし」2012年11月号》より

リアルな演技にビックリ!

山本組合総合病院

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当院では、職員を対象とした「医療安全・接遇研修会」を9月18日に開催し、229名が参加しました。

接遇研修会では、患者さんから好印象を得るための身だしなみチェックをしました。2人1組になり、お互いの身だしなみを項目に沿って声出し指差し確認をしました。職員同士が笑顔で向き合うことで、お互いに思わず吹き出すこともありましたが、真面目に身だしなみをチェックしていました。

医療安全研修会では、近年、モンスターペイシェントと言われる方が増えており、患者さんからの暴言や暴力により医療スタッフが精神的・肉体的に傷つく事例が多発していることから、「院内暴力の対応」と題し、能代警察署の協力を得て、寸劇仕立てで分かりやすい研修をしました。

エントランスホールに模擬救急外来を設置し、患者役である警察官が大声を上げながら大騒ぎで暴れ、あわやベットから落ちてしまうのではないかという迫真の演技でした。警察官のモンスターペイシェントになりきった演技に対応した医師や看護師、事務職員は、手も声も出せず呆然とする場面もありました。超リアルな演技の後、警察官による解説やアドバイスは、とても分かり易く参加者は「うんうん」とうなずきながら聞き入り、理解を深めました。最後は、女性でも実践できる護身術を「キャーキャー」と言いながら体験しました。

今回の研修で、患者さんへの接遇の仕方や身だしなみの大切さを学び、患者さんに円滑な医療を提供するためにできることを共通認識出来ました。

地域に根ざした病院祭

湖東総合病院

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9月8日(土)残暑厳しい中、「笑顔で繋ごう未来の湖東へ」をテーマに病院祭が盛大に行われ、病院利用者や地域住民など大勢の方が来場しました。

JA女性部、南秋つくし苑による「地域の特産物コーナー」では、新鮮な秋の食材や創作洋菓子がところ狭しと並び、大勢の来客で賑わっていました。病院OBらによる「お茶会コーナー」では、静かな心和む雰囲気が漂っていました。職員による「出店コーナー」では、チュロスやとん汁、焼き鳥、焼きそばと当日の天気には似合わない熱い物ばかりでありましたが、院内の涼しい場所で、皆美味しそうに食べていました。「風船コーナー」では、バルーンアートが行われ、職員の指導の元、子ども達はもちろん大人も興味津津に作っていました。

「看護師体験コーナー」では、子ども達がナース姿になり、楽しそうに記念撮影しており、将来が楽しみだと思いました。「バザーコーナー」は毎年大人気で、来客が開店前から列を作り、開店と同時に目当ての品物を探し求めていました。湖東消防署による「ふれあい体験コーナー」では、救急車や消防自動車の乗車体験、煙体験など我々が普段体験できない実演などもあり、盛況でした。また、アトラクションでは、「五城目天翔太鼓」、「五城目第一中学校吹奏楽部の演奏」が行われ、祭りを更に盛り上げてくれました。

今年も大盛況に終えることが出来、地域に根ざした湖東総合病院を地域の人たちにアピ-ルできたと感じております。

「がん検診について」

秋田厚生連本所

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1.秋田県のがん対策

秋田県では、日本人の死因で最も多い「がん」の対策のため制定された「がん対策基本法(平成19年4月施行)」に基づき、がんの予防、早期発見から医療・相談体制の充実等に至る総合的な計画として「秋田県がん対策推進計画」(平成20年度から平成24年度までの5カ年計画)を策定し、県、市町村、保健・医療関係者が一体となって、がん対策を総合的に推進しております。

また、平成23年6月には、「がん」による死亡者及び死亡率が全国トップ(秋田県のがん死亡率・2010年は10万人当たり377.2人で全国平均279.6 人より35%も高く、1997年から14年連続で全国ワースト・ワンとなっている)である現状の改善を目指して、早期発見、早期治療を可能にする「がん検診」の受診率を向上させるため、県、市町村、経済団体、保健医療団体、検診団体、患者団体などで「秋田県がん検診推進協議会」を設立し、がん検診の受診率向上を目指し、官民連携のもと一体的な取組みを行っております。

協議会では、「がん」及び「がん検診」に関する知識の普及啓発やがん検診の積極的な受診を促すなど関係団体の協力のもと県民運動として展開し、今年は「県民こぞってがん検診運動」として

・早期発見こそ、最高のがん治療!
・健康な今こそ受けようがん検診!
・がん検診、愛する家族への贈りもの!
・あなたが気づくことで、守れるものがあります。
・検診による早期発見で、更に助かる命があります。
・大事なのは、症状がないうちに検診を受けることです。
・あなたやあなたの大切な人のために、がん検診を受けませんか。

と7項目の宣言のもと、「がん」や「がん検診」に関する正しい知識の普及・啓発活動に取り組み、県民が「こぞって」がん検診に足を運ぶ気運づくりのため県民運動を展開しております。

2.JA秋田厚生連の取り組み

◎がん検診推進PR活動

秋田県厚生連では、集団健診、人間ドック等の実施だけでなく生活習慣病予防対策を推進し、地域住民の疾病予防の充実を図るなど、県のがん対策推進事業についても積極的に協力しております。

特に今年度は、がん検診の更なる受診率向上と普及啓発を図るために、地域住民のニーズに応えるべく、秋田県厚生連として独自のPR活動としてポスターやリーフレットの作成、PRうちわの配布などを行い、がん検診の受診を広く地域住民に呼びかけ、がんに関する正しい知識の普及・啓発に取り組みPR活動を行っております。

3.行政等の具体的取組み

◎無料クーポン券事業
秋田市が発行する無料がん検診クーポン券

がんは、わが国の死亡原因の第1位であり、死亡者数は、全国で年間30万人を超える状況です。しかし、診断と治療の進歩で一部 のがんでは、早期発見・早期治療が可能となってきています。がんによる死亡者を減少させるためには、がん検診の受診率を向上させ、がんを早期に発見することが重要です。このため受診率の向上を図り、がんの早期発見と正しい健康意識の普及のために、がん検診(子宮頸・乳・大腸・胃)の無料クーポン券事業があります。対象年齢に制限はありますが、○子宮頸がん検診、○乳がん検診、大腸がん検診、○胃がん検診の対象者の方には、 無料クーポン券が市町村から送られることになっていますので、対象者の方は無料クーポン券を利用してがん検診を受診してください。

※無料ク―ポン券につきましては、お住まいの市町村の「無料クーポン券」を担当する部門(保健センターなど)へお問い合わせください。

4.がん検診で早期発見を

秋田県におけるがん検診受診率は、20~30%にとどまっているのが現状ですので、国や県が目標としている50%を大幅に下回っています。

「どこも悪いところがなく健康だ」、「体調が悪くなればいつでも医療機関に行ける」といった理由で、がん検診に行かない方も多くおりますが、定期的にがん検診をしっかり受診することで、早期発見が可能となります。

あなたの大切な人のためにも「がん検診」を受けましょう。そして家族や友人にもがん検診を勧めるなどの運動もお願いいたします。

◎がん検診に関するポスターは→こちら
      

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