秋田県厚生農業協同組合連合会(JA秋田厚生連)

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ニュースダイジェスト

ニュースダイジェスト JA秋田厚生連グループ(病院・本所)の取り組みやイベント等をお伝えしていくコーナーです。

2011年 5月《JA秋田グループ広報誌「かけはし」2011年5月号》より

入会式

秋田厚生連本所

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入会式

暖かな陽射しに春の訪れが感じられた4月1日、新年度のスタートに相応しいフレッシュな若者らが真っ白な白衣に身を包み、平成23年度新採用職員入会式がJAビルで行われました。

今年度新たに入会した職員は看護師や助産師のほか、理学療法士や作業療法士、臨床工学技士など総勢158人。

式の冒頭、東日本大震災の犠牲者に黙祷を捧げた後、木村一男経営管理委員会会長から新入職員に辞令書が手渡されました。

続いて木村会長が「今日の清々しい気持ちを忘れることなく、一人の人間として成長していってほしい」と期待を込めて挨拶。

また、先輩職員からの歓迎の言葉として、平鹿総合病院に勤務する2年目の看護師、佐藤麻衣さんが「これからの医療に求められる柔軟性に富んだ創造力をもって共に成長しましょう」と激励しました。

最後に、新入職員を代表して秋田組合総合病院に勤務する看護師の太田裕美さんが「今日の感激と固い決意をいつまでも忘れることなく日々努力を重ね、秋田県医療の発展のために全力を尽くします」と力強く述べました。

158人の新人ナースらは、式に続いて行われた研修会を終え、晴れて医療人としての第一歩を踏み出しました。

東日本大震災における当院の医療支援活動

秋田組合総合病院

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東日本大震災における当院の医療支援活動

当院はDMAT(災害派遣医療チーム)を有する災害拠点病院として平時より県内の防災訓練等で中心的な役割を果たしているが、この度の東日本大震災においても病院を挙げて医療支援活動を行っている。

平成23年3月11日震災直後から当院はDMAT2チームを派遣し、全国から集結したDMATと伴に現地災害拠点病院の支援と負傷者の広域医療搬送を行い、一人でも多くの命を救う一翼を担った。また、津波に巻き込まれ肺炎を発症した患者や大腿骨骨折患者、脳卒中患者など被災地からの傷病者の受け入れも積極的に行っている。発災7日目には岩手県の要請により秋田県災害医療救護チームの先遣隊として釜石市地区に当院DMATを派遣した。沿岸部の避難所からの連絡が途絶する中、情報活動も含めた急性期的な活動と秋田県としての災害医療救護チームの拠点作りを行い、県内の総合病院や医師会の諸先生方との連携で現在も被災地の地域医療支援を継続して行っている。当院は災害医療救護チーム3隊目を派遣しているが、町そのものが壊滅しているため地域医療の復興にも時間がかかると思われ、慢性期疾患の管理に加え精神的なケアも必要であり、今後も継続的に医療支援を行う所存である。

東日本大震災によりお亡くなりになられた方々に哀悼の意を表するとともに、甚大な被害を受けられた被災地の皆様に心からお見舞い申し上げます。また、1日も早い復興を職員一同お祈り申し上げます。

病院で働く医療職を紹介します

秋田厚生連本所

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病院で働く医療職というと医師・看護師を連想される方が多いと思いますが、病院では医師・看護師以外にも多くの医療職(コメディカル)が働いております。どんな職種がありどのような仕事をしているのかご紹介いたします。

薬剤師

薬剤師

病院薬剤師の主な仕事は「医師の処方箋に従った調剤業務・服薬指導・医薬品管理・情報提供」等があります。服薬指導では、医師・看護師等と協力して患者さんがお薬を正しく服用できるように、その薬の飲み方や効果、注意点等を患者さん自身又はその保護者などに伝えます。患者さんが疑問に思っていることがあれば、その疑問にも回答しています。

診療放射線技師

診療放射線技師

診療放射線技師は医師の指示のもと、診断や治療のために人体に放射線を照射し、さまざまな写真を撮影する門的な仕事です。例えば転んでしまった時、骨折していないか?出血していないか?などを調べるために体の場所と症状に応じた適切な写真を撮っています。また胸部検診や胃部検診など、みなさんが受ける検診の写真も、診療放射線技師が担当し撮影しています。

臨床検査技師

臨床検査技師

臨床検査技師は、医師の指示の下に病理・微生物・血液・生化学的・超音波検査など患者さんの病状を判断するための様々な検査をするのが仕事です。また診療の補助として採血なども行っています。患者さんからは直接見えにくいですが、医師の診断や治療方針を決定する上で重要な業務を担っています。

リハビリテーション部門

リハビリテーション部門(理学療法士)

けがや病気などで身体に障害のある人や障害の発生が予測される人に対して、医師の指示に基づきリハビリを実施します。理学療法士(PT)は病気・けが・老化・過度の運動などによって身体機能に障害も持つ人に対し、日常生活を送るうえで必要な身体機能の回復を図るために、運動療法や物理療法などを行います。一方、作業療法士(OT)は 身体障害、発達障害、精神障害、老年期障害など、日常生活を送るのが困難な障害等がある人を対象とし、陶芸・園芸・スポーツ・音楽演奏など作業活動を通じて、そうした人たちの心身機能の回復や社会復帰や家庭復帰に適応のするための指導、訓練を行っています。

リハビリテーション部門(言語聴覚士)

また、言語聴覚士(ST)の仕事は、「話す、聞く、表現する、食べる・・・。」誰でもごく自然に行っていることが、病気や事故、加齢などで不自由になることがあります。また、生まれつきの障害で困っている方もいます。こうした、ことばによるコミュニケーションや嚥下に問題がある方々の社会復帰のお手伝いをし、自分らしい生活ができるよう支援を行っています。

臨床工学技士

臨床工学技士

臨床工学技士は、医師の指示の下に生命維持管理装置の操作および保守点検を行う職種です。「生命維持管理装置」とは、人の呼吸(肺)、循環(心臓)、代謝(腎臓)の機能の一部を代行する装置をいいます。最近テレビでも目にすることが多くなった、人工心肺装置、人工呼吸器、人工透析装置等の準備や操作、点検などを担当しています。

管理栄養士

管理栄養士

病院食は、治療手段のひとつとして食事が作られており、管理栄養士は入院患者の「給食管理」と「栄養指導」を行なっています。「給食管理」では、患者ひとりひとりの病態に合わせた献立の作成から、業者への食材の発注、伝票処理まで食事に係わる全ての作業をこなします。また、自宅で食事療法が続けられるよう医師の指示に基づき入院・外来患者の「食事指導」を行い、食事の面から治療のサポートをしています。

上記以外にも…

なお、病院ではこの他にも視能訓練士(障害の度合いや視機能(視力・視野・屈折・色覚・眼圧)を検査したり、機能の回復のための矯正訓練等を行う)、臨床心理士(臨床心理学の知識や技術を駆使して、心の健康が損なわれた人の症状を改善する「心の専門家」として心理カウンセリングや心理療法等を行う。)がおります。

また、歯科のある病院では歯科技工士(歯を修正するための装置「歯科修復物ー入れ歯、差し歯」などを作製)、歯科衛生士(歯科医師の診療のアシスタントとして「歯科予防処置・歯科診療補助・歯科保健指導」等を行う。)がおります。


今回、紹介した医療職はいずれも医師の指示のもとにそれぞれが業務を行うとともに、多種多様な医療職が、各々の高い専門性を前提とし、目的と情報を共有し、業務を分担するとともに互いに連携・補完し合い、患者さまの状況に的確に対応した医療を提供する「チーム」としての医療を実践しております。

質が高く、安心で安全な医療を求める患者さま・ご家族の声に答えるべく日夜、奮闘しております。

ご不明なことがありましたら、いつでも気軽にお声をかけて下さい。

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