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2月10日、北秋田署において『思いやり110番通報功労者』に対する感謝状贈呈式が行われ、当院看護師、庄司藍子さんに進藤勘一郎署長から感謝状が贈られました。
庄司さんは、北秋田市内の県道を走行中、氷点下の屋外で軽装のまま道路中央付近を歩いていた70代女性を発見し、直ちに110番通報するとともに、車に乗せて安全を確保しました。現場は女性の自宅から約1キロ離れており、不在に気付いた家族も捜し始めたところでした。庄司さんはこの日、近くに住む友人を迎えに行き、戻る途中に強風で冷え込む中、部屋着のまま歩いている女性がいたため不審に思い、「どこに行くのですか」と声をかけました。女性は名前は答えるが、行先については「分からない」と話したそうです。防寒着などを着ておらず、震えていたため、庄司さんは自分の車に乗せ、コートを着せたりして警察官が到着するまで暖を取らせました。同時刻の鷹巣の気温は氷点下5.5度でした。
進藤署長は、「あの日は非常に寒かった。しかも帰宅途中の車で混む時間帯。交通事故や凍死の危険があった。庄司さんの思いやりある行動に感謝する。」と称えました。庄司さんは、「この人を家に帰してあげたいと思っただけ。まさか感謝状をもらえるなんて」と話しました。
今年は北秋田市にとっても、『平成18年豪雪』以来の雪害対策本部の設置と厳寒の中にあって、心温まる出来事でした。
7月26日、ニチイ学館の岩谷菜穂子さんを講師に、職員を対象とした接遇講習会が開催されました。
「接遇マナーセミナー~よりよい患者サービスのために~」と題し、接遇の基礎や接遇者としてのマナーなど事例をまじえての講習会でした。当院は現在、病棟の休床により、外来だけの運営となっています。外来は病院の顔というほど毎日多くの患者様と接します。講習会の中に「第一印象(6~7秒)で施設の、そしてあなたの印象がほぼ決まる。」とありました。今は、病院は患者様やご家族から選ばれる時代です。
秋田県厚生連では、2010年から「利用者満足度アップ」を目指したとアンケート調査の取組みを実施しています。小さくてアットホームな印象の当院では、利用者から職員への対応・印象に対して97.1%の方が満足していると高い評価を頂いています。また、病院独自の接遇アンケートの実施や職員の接遇チェック自己評価、身だしなみの他者評価などを毎月実施し、患者様からの生の声を頂き、解決策を立て、対応しています。
患者様や地域の皆様により信頼を持って来院頂ける病院を目指し、職員一人ひとりの接遇マナーの善し悪しが病院の評価につながり、業務にも影響することをお互い認識し、責任ある姿勢で患者様の目線になって行動し、「一人ひとりが病院の顔」となれるよう日々努力していきたいと思っています。