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平成23年12月1日より由利組合総合病院内に短期入所生活介護事業所(ショートステイ)を開所しました。
要介護者等が施設に期間限定で短期間入所し、日常生活のお世話や機能訓練などを受けることのできる介護サービスです。
また、家族の病気・冠婚葬祭・出張等のため、あるいは、家族の精神的・身体的な負担軽減等を図るなど、様々な事情で介護できない場合にも利用することができます。
当事業所にあっては、利用者の心身の特性を踏まえて、その有する能力に応じた日常生活を営むことができるよう、入浴、排せつ、食事等の介護サービスを提供し、利用者の心身機能の維持や利用者の家族の身体的、精神的負担の軽減を図ります。
由利組合総合病院内 4階です
開所時は25人とし、将来的には30人まで増員する予定です
個室8室、2人部屋2室、3人部屋6室です
特別浴室、食堂兼機能訓練室、畳室兼ホール等を整備しました
事業の内容は次のとおりであり、事業の一部をJA秋田しんせいへ委託し、24時間体制で利用者の日常生活上のサービスを提供します。
■入浴、排せつ、食事等介護及び日常生活上の世話
■日常生活動作の機能訓練
■健康チェック
■入・退所時の送迎
当事業所は、病院併設型の施設であることから、緊急時には病院と連携して迅速に対応できます。また、希望により病院内の訪問看護ステーションの訪問看護サービスも受けられます。
11月15日から利用申込みの受付けを開始し、開所までの間に定員25名に対し45件程利用に関する問い合わせがありました。
また、11月19日と20日に行った内覧会には、250名程の地域住民や関係機関の方々が訪れ、地域の期待の大きさが伝わってくる開催となりました。
12月1日の開所から利用者の受入れを始め、稼働率は中旬で50%、月末では80%となり、1月以降は80%以上を維持できる見通しであります。
由利本荘市川口字家後38番地
JA秋田厚生連 由利短期入所生活介護事業所「ふれあい 由利の里」
電話 0184-27-1877 Fax 0184-22-3663
平成23年12月21日(水)、飯島南小学校3年生の生徒さんが、入院中の患者さんの慰問のために当院を訪れました。今回初めての試みとなったきっかけは、当院の小児科病棟を何度か訪れているホスピタルクラウンの存在です。ホスピタルクラウンとは、「笑い」を患者さんやご家族に届けることで、心身のケアをすることを目的として活動をしている人たちです。このホスピタルクラウンの存在を知り、生徒さんが自分たちにも何か患者さんを元気づけることはできないかと考えたことが始まりだそうです。
院内の大会議室へ集まってもらった入院患者さんに、生徒さんが用意してきた出し物を発表するという形式で行われました。6名ずつの小グループがそれぞれ患者さんへの手紙や詩の朗読、歌・リコーダーの演奏発表、紙人形芝居、手品と多彩な演目を披露すると、患者さんからは大きな拍手や笑いが起こりました。
また、折り紙と色画用紙で作った作品を病院へ、そして手作りのきれいなしおりを、患者さんはもちろん職員へも一人一人手渡しでプレゼントして貰いました。
最後は、3年生総勢84名による絵本「もちもちの木」の音読劇です。84名それぞれが自分の着た衣装の登場人物のセリフを読み上げ、時には全員が物語のキーとなるもちもちの木になりきり物語が進みます。役になりきった完成度の高い演技に、患者の皆さんもしばし時の経つのを忘れて見入っていました。
生徒さんたちの元気いっぱいで一生懸命な姿に、たくさんの元気を分けてもらいました。
「第8回れんけいのつどい」が平成23年11月8日(火)、大仙市にあるグランドパレス川端で開催されました。この会は、病院医師と開業医の連携を深める目的で平成16年から年1回のペースで行われています。
冒頭の小野地章一院長からの挨拶では、「内科系の医師不足を他の診療科の医師との協力体制により補っている点について、開業医の先生方にも理解をしていただきたい」というお願いがありました。また、4月から始まっている「がん診療連携」も軌道に乗っており、検査データや画像診断の閲覧システムの導入による円滑な連携の可能性についても言及されました。
特別講演は、「子宮頚がん予防ワクチンについて」をテーマとして当院産婦人科山本博毅診療科長から、ワクチンの必要性や種類、接種対象、行政のかかわり等わかりやすく説明されました。質疑応答では、当地域での接種数が少ない現状に対し、大仙・仙北医師会長の山下榮敏先生から「病院医師・開業医が力を合わせ地域住民への啓蒙活動をがんばりましょう。」と提言があり、活発に議論されました。
当日は、大仙・仙北医師会から35名、院内からは研修医を含む若手医師をはじめ、病棟看護師長、看護師、ソーシャルワーカー等60名の参加があり、地域連携に対する意識の高まりを強く感じました。また、懇親会では活発な意見交換、懇親が図られ「顔の見える連携」が根付いてきたことを確信しました。