農村医学会トピックス
Association of Rural Medicine
秋田県農村医学会第120回学術大会開催
秋田県農村医学会第120回学術大会(学術大会会長 中村正明雄勝中央病院院長)は、7月9日(土)秋田県JAビルで開催されました。秋田県厚生連の職員、県内医療関係者、一般会員、報道関係者等、約690人が参加し、医療・保健・福祉の質の向上を目的に、幅広い分野からの研究・事例発表が行われました。ワークショップ、学会賞講演、研究班報告、特別講演がメーン会場の大ホールで行われ、会員講演(一般演題)の79題がメーン会場を含む4会場に分かれて行われました。
午前の部のワークショップでは、「Y²語ろう!認定看護師の広場~私たち、こんな活動をしています!~」というテーマにより、雄勝中央病院の天満和男副院長を座長に、厚生連病院に所属する各分野の認定看護師6人が、それぞれの専門分野について発表し、活発なディスカッションが行われました。認定看護師の仕事や活動の重要性を知る良い機会になりました。また、平成28年度秋田県農村医学会学術奨励賞を受賞した、北秋田市民病院 診療部長 小松賢一先生(歯科口腔外科)による学会賞講演が行われました。
午後の部のメーン会場では、はじめに共同研究班報告が行われ、由利組合総合病院の菊地顕次先生(脳神経外科)から「脳卒中診療体制の変遷に伴う脳卒中疾病負担および秋田県厚生連の役割」について発表がありました。その後の特別講演では、秋田大学大学院医学系研究科 地域がん包括医療学講座 特任教授の本山 悟先生をお招きし、「秋田県がん医療に関する一考察」というテーマで講演していただきました。会場はほぼ満席の盛況の中、食生活などの生活習慣とがんとの関わりや、秋田県の地域ごとのがんに関する様々なデータを提示していただき、私たちにとってとても身近で大変興味深い内容の講演でした。
最後に、今回の学術大会に携わったすべての皆様に深く感謝を申し上げます。