長期ビジョン
Long-term vision
秋田県厚生連は、平成18年度の診療報酬のマイナス改定を機に、一時経営状況が厳しくなりましたが、その後、平成30年度を終期とする「財務改善計画」及び「経営改善計画」を策定し、経営・財政基盤の強化に努めた結果、平成28年度には、会創設以来の最高益を計上することができました。
しかし、その一方で、人口減少や少子高齢化の進展等により年々患者数が減少しているほか、医師の不足、地域偏在・診療科偏在の問題は解消の兆しが見えず、病院経営を取り巻く環境は、依然として厳しい状況が続いています。また、2025年を目途に県が進める地域医療構想の実現に向け、今後、各地域において病床規模の見直しや医療機能の分化・連携の議論が本格化してきます。
こうした中、一層の経営・財政基盤の安定化・健全化と、環境の変化に柔軟に対応した医療提供体制の構築を目指し、これまでの病院運営の道程を再確認するとともに、今後の病院運営の将来ビジョンを定めた「長期ビジョン」(2019年度~2025年度の7年間)を策定しました。