摂食・嚥下障害看護認定看護師を習得して
「食べること」は「生きること」に繋がる人間にとってとても大切な生活行為です。秋田県は高齢化率が非常に高く、脳血管障害や認知症などの病気の他、加齢に伴う嚥下機能の低下から誤嚥性肺炎で入院する患者さんが多くいます。
胃瘻などの経管栄養でも十分に栄養を摂ることができますが、誰もが最期まで「口から食べる」ことを望んでいるのではないでしょうか。そんな思いに寄り添い「口から食べる」を支えたいと思い、2012年に摂食・嚥下障害看護認定看護師の資格を取得しました。
口腔内の状態を観察しながら口腔ケアを行い、患者さんに適した食形態や姿勢の調整を行い、いつまでも美味しく楽しく。且つ安全に食べることができるように支援し、食べることに不安を抱えている患者さんやご家族の「食べたい」という気持ちに寄り添い、「食べられる」という幸福や楽しみを抱き続けることができるよう努めていきたいと思っています。