がん化学療法看護認定看護師を習得して
認定看護師を目指そうとしたきっかけは、がん化学療法について分からないことがたくさんあったからです。そして、化学療法を受ける患者との関わりでした。大変な研修を乗り越えることができたのも患者の言葉があったからです。化学療法を受けている患者・家族だけではありませんが、全力で治療にむかっている患者・家族へきちんと向き合う力を認定看護師への研修から得ることができました。資格を取得するまでの研修は、看護実践を振り返る機会になり、これからの自分を支えてくれる貴重な経験となりました。
当院の外来化学療法室は平成22年12月に7床から15床への増改築工事を行ない、新しくなった場所で業務を開始しました。ハード面は整備され、ソフト面では今後の体制作り、安全・安楽・確実ながん化学療法治療のために行ったことがたくさんあります。治療を受けている患者、それを支えている家族に対して、『その人らしい生活を送られること』への支援ができるようスタッフと協力し、看護実践を行っていきたいと思います。