先輩職員からのメッセージ

　病院に勤務することで1人の患者さんが病気を患い、回復に至るまでの過程を追うことが出来ます。その為、治療や病気がどのように身体に影響を与えるかを直に学ぶことが出来ます。
　また、当直業務や多くの診療科があることから、幅広い知識や技術を身に着けることが出来ます。

　心臓超音波検査に力を入れて取り組んでいます。検査を行うにあたり、施設内で技師間による評価の差があってはいけません。人間なのでそれぞれの目で見る心臓の印象は違います。普段から自分の行った検査の他に、先輩技師の行った検査にも目を通すようにし、悩んだら相談をするなど、他の技師と同じ評価を出来るように努力しています。
　エコー技師として、心臓超音波検査士の認定資格取得を目標に精進していきたいと思います。

　臨床検査技師は自分自身が出した結果を基に治療が始まり回復するまでの過程を見届ける事が出来ます。どの患者さんも状態が良くなるにつれて表情が明るくなったり、よく話すようになったりと、治療前に比べて生き生きしている様に見えます。その変化を感じた時に働いていて良かったと感じます。
　仕事量は多いかもしれませんが、その分沢山の患者さんとの関りを持てるのでより多くの喜びの声を聴けるのもやりがいの一つとなっています。

　国家試験を控えている学生の皆さんは日々課題や自主学習に追われていることと思います。座学も大事ですが、限りある学生の時間は非常に貴重な時間だと思います。勉強だけに限らずいろんな経験をすることで、自分が医療人としてどんな仕事をしたいのかが明確になることもあると思います。沢山の可能性がある今だからこそ広い視野を持って自分のやりたいことを見つけてください。はっきりとした目標があれば努力も楽しく感じられるかもしれません。