先輩職員からのメッセージ

　病院では他職種との距離が近く、カンファレンスやカルテによって正確な情報共有を行えます。多職種それぞれの視点からの情報、アセスメントを薬剤指導に活かせることはメリットだと感じています。検査値やモダリティの結果にもアクセスしやすく、多面的な情報から薬物治療の効果・副作用などを見ることが出来ます。

　抗がん剤調製を含めて調剤業務がある程度一通りできるようになり、病棟業務にも少しずつ入るようになってきました。薬剤指導の準備には時間がかかりますが、患者さんに分かりやすく伝えられるように頑張っています。
　また、患者さんへ副作用の伝え方も状態に応じて変えることで、不安を軽減できるように努力しています。状態が安定し、退院が決まった時に元の住処に戻ることを喜んでおられる姿を見ると嬉しく思います。

　薬学部では知識をひたすら詰め込むような勉強をしていました。しかし、病院に勤務してから患者さんや他職種に、正確かつ分かりやすく伝えるためには深く理解し、関連した事柄と比較できる能力が必要だと感じるようになりました。勉強したことが、誰かのためになるこの仕事に強くやりがいを感じます。

　新型コロナで様々な制限がありますが、健康に気を付けつつ学生生活を謳歌していただきたいと思います。厚生連では、奨学金制度や教育制度も充実していますので勤務してからも安心です。秋田で就職を考えている方は、是非一緒に働きましょう！