盛岡大学　栄養科学部　栄養科学科

　由利組合総合病院には、管理栄養士が６名配置されています。とても優しい先輩方で、手厚いご指導を頂きながら日々業務に従事しています。地域の中核を担う病院であるため診療科も多く、幅広い病態の栄養管理を学ぶことができます。またNST・褥瘡チーム等において多職種と関わる中で、様々な視点を持つことができるのもメリットのひとつだと思います。

　私自身、小学生の頃に食事療法を受けた経験があり、食べられない事に対して大きなストレスが伴うということを、幼いながらに身をもって知りました。そのため食事療法において患者さんが感じている苦痛や悩みに寄り添いながら、ひとりひとりに合った指導・提案ができるよう心がけています。

　現在は摂食嚥下ケアチームの一員としてラウンドカンファに参加しています。その中で経口摂取がなかなか進まない患者さんが、チームの介入によって食べられるようになっていく姿を見ると、嬉しく思います。正直、まだ知識不足を感じる場面はありますが、患者さんの状態に合った食事・食形態の提案ができるよう、多職種との関わりの中で視野を広げながら自己研鑽に努めていきたいです。

　食を通して地元に貢献したい、様々な病態の栄養管理について学びたいという方にはぴったりな職場だと思います。また秋田県厚生連には新人教育プログラムがあり、学びながら働くことのできる環境が整っています。食に関する情報を伝える立場として、常に知識の習得やアップデートが必要となりますが、やりがいのある仕事だと感じています。