つくば国際大学　医療保険学部　診療放射線学科

　私の勤務している病院は、地域の中核病院として医療を支えています。広域から多くの患者さんを受け入れているため、日々様々な症例に触れることができ、診療放射線技師としてのスキルを磨くことができます。
　その場の状況や患者さんの状態に応じて、対応することが求められるため、臨機応変に対応する能力を身につけることが出来ます。

　現在頑張っていることは、検査の質を上げることです。より良い画像を撮影することはもちろん、より短時間で負担が少ない検査を行えるように心掛けています。
　働いてうれしかったことは、やはり患者さんに感謝の言葉を頂いたことです。自分たち診療放射線技師は直接患者さんを治療するわけではありませんが、しっかりと検査をしたことで患者さんが安心し「ありがとう」をいただけた事が非常に嬉しかったです。

　診療放射線技師という仕事は、「スイッチマン」と言われることもあるように、世間的には、ただレントゲンを撮っているだけと思われがちですが、医師が診断をするうえで必要不可欠な画像を提供する重要な仕事です。専門的な知識をいかしてCTやMRIなど様々な装置を使いこなし、自分なりに病名をイメージしながら医師の求めているような分かりやすい画像を撮影することができた時にはやりがいを感じます。

　今学生のみなさんは国家試験合格に向け一生懸命勉強に励んでいると思います。働き始めてからも日々勉強は続いていきますが、人生の中で、今一番勉強している時期だと思います。なかなか点数が伸びずに悩んだり、勉強することが嫌になったりしている人もいるかもしれませんが、「努力は一瞬の苦しみ、後悔は一生の苦しみ」です。一瞬の苦しみに負けて一生後悔するということがないように、あの時努力してよかったなと思えるように頑張ってください。